ワンランク上のプレゼン資料を作ろう!デザインの4原則

コラム記事

みなさんこんにちは!夏休みも終盤に入りましたが、いかがお過ごしでしょうか??

授業、ゼミ、研究、などなど…大学生は何かとプレゼンをする機会が多いものです。きっと後期もプレゼンをする場面があるでしょう。せっかくプレゼンをするなら、相手に伝わりやすい資料を用意したいですよね。今回は、デザインの4原則を使った見やすくて分かりやすいプレゼン資料作成のテクニックを伝授します!

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はじめに

突然ですがみなさん、このスライドを見てどう思いますか?おそらくこれは、情報弱者を食い物にする悪徳情報商材ビジネスがテーマのようですが…なんか見づらいし、分かりにくいですよね。でも、「何がダメなのか?」「どうすればよくなるのか?」と聞かれたら答えることができますか?

これはデザインの基本原則である「強弱」「近接」「整列」「反復」の4つができていないからなんです。これから、この4つの原則を使って、このスライドを見やすく、分かりやすく直していきましょう!

「強弱」を付けよう!

1つ目の原則は「強弱」です。伝えたい情報の優先度を分けて情報に強弱をつけることで、パッとみた時に相手に情報が入りやすくなります。強弱の付け方は主に「文字の大きさ」「文字の太さ」「文字の色」の3つの方法があります。それでは直していきましょう!

元のスライドが最も伝えたい情報は、「勝ち組EXで自由な〜」の部分です。この部分は一番文字を大きく・太くし、色をつけました。また、箇条書きの部分は「サラリーマン時代」「勝ち組EXで脱サラ後」に対する説明となっています。このように見出しと説明の関係となっている情報は、見出しを強く、説明を弱くしましょう。いかがでしょうか?結構分かりやすくなりましたね!

「近接」を意識しよう!

2つ目の原則は「近接」です。近接と言われてもパッと来ないですよね…これは言い換えると「関係性を明確にする」ということです。関係のある情報同士は近づけたり、グループでまとめたりし、関係のない情報同士は離しましょう。こうすることで、パッとみた時に情報同士の関係性が理解しやすくなります。それでは直していきましょう!

見出しと説明の関係となっていた情報を近づけ、枠で囲んでグループ化しました。また、独立した情報同士の距離を離しました。こうすることで、情報の関係性が一目見ただけでも理解しやすくなりましたね!
※近接とは関係ないのですが、「サラリーマン時代」から「勝ち組EXで脱サラ後」と伝えたい情報が左から右という流れになっています。このような場合は右三角を入れてあげることで視線の誘導効果があります!

「整列」させよう!


3つ目の原則は「整列」です。情報を規則正しく配置することで、調和の取れた見やすいものになります。この記事では、パワーポイントでのガイド機能を使って整列を行います。

※ガイド機能について
表示タブから「ガイド」にチェックを入れることでガイド線がスライドに表示されます。ガイドはwindowsの場合Ctrl+右クリック、Macの場合Control+右クリックで複製できます。


「サラリーマン時代」を基準にしてガイド線を引きました。情報同士の配置にズレがありますね。このズレがスライド全体の違和感に繋がっています。

ガイド線に沿ってそれぞれの情報を配置し直しました。違和感がほぼなくなりましたね!スライドのデザインで「強弱」と「近接」は無意識的にできている人が多いですが、「整列」が出来ていなくて謎の違和感を出している人はかなり多いです。ガイド機能を使って、「整列」を意識しましょう!

「反復」で統一感を出そう!

4つ目の原則は「反復」です。これもパッと来ないですよね…言い換えると「統一感」です。同じフォントや図形を繰り返し使うことで統一感を出すことができ、見やすくなります。

とても細かい部分にはなりますが、元のスライドでは「サラリーマン時代」と「勝ち組EXで脱サラ後」のフォントがスライド全体で「游ゴシック」が使われているのに対し、「HGP明朝E」が使われていました。そこで、「游ゴシック」で統一しました。基本的に、スライド内のフォントは1つに統一した方がいいです。

「仕上げ」 神は細部に宿る

箇条書きの部分の行間が狭く見にくいので、ホーム→行間オプションから行間を調整します。行間の設定は以下の画像の通りです。

まとめ


before

after


いかがでしたでしょうか?デザインの4原則を使うことで、見やすく・分かりやすいスライドに変化させることができました!みなさん、これから先たくさんプレゼンをする機会があると思います。今回紹介したデザインの4原則を駆使して、ワンランク上のプレゼン資料を作りましょう!

 

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